ギア・アイテム

ミズノ JPX919 TOURアイアン

ブルックス・ケプカ使用アイアン

ミズノ JPX919 TOURアイアンが日本でも7月5日から限定発売されました。JPX919アイアンシリーズは『TOUR』『FORGED』『HOT METAL』の3種類が発売されており、日本においてはHOT METALのみ発売されておりました。JPX919 TOURはブルックス・ケプカの為に作られた『JPX900 TOUR』の後継モデルとしてリリースされました。ナイキがゴルフ事業から撤退をし、契約フリーになったケプカは、”メイド・イン・ジャパン”の”MIZUNO”を使い始めました。

このJPX919 TOURは2018年8月29日にUSモデルとして発売され、約1年後に日本でも発売されました。火付け役はもちろん、ブルックス・ケプカであり、今年のマスターズ頃からJPX900からJPX919に変更したと思われます。モデルチェンジによって、フェースがやや大きくなり、ソール幅も若干大きくなりました。しかし、TOUR向けアイアンであるからには操作性を犠牲にせずに、非常にシャープな作りになっています。

私は去年の9月頃からUSモデルのJPX919 TOURアイアンを使用しており、非常に操作性、打感が気に入っております。これまでに、タイトリストの714AP2、716MBと使用してきましたが、このJPX919 TOURが一番ベストなアイアンだと思います。サテン仕上げのボディにマッスルバックに近いフォルムではありますが、716MBアイアンに比べて気持ちヘッドが大きいのでミスショットに強くなった感じがします。フェースの大きさは714AP2とそれほど変わりませんが、トップブレードは薄く作られており、ツアー向けの顔をしています。何と言っても、ミズノの”打感”は最高です。

グレインフローフォージドHD製法

ピュアセレクト炭素鋼であるS25CM(1025E)を採用し、ミズノの特許取得製法『グレインフローフォージドHD』によって作られたアイアン。
グレインフローフォージド製法

  • 軟鉄の丸棒は1000度以上に加熱され、絞って曲げて叩いて伸ばされる。
    フェースとネックが一体になったネック一体成形によって、軟鉄鍛造の生命線である鍛流線が途切れない。
  • 世界8カ国から特許を取得しているミズノが誇る「グレインフローフォージド」製法によって、軟鉄の金属組織はフェースからネックへ一方向に途切れず連続している。
  • ミズノの軟鉄鍛造アイアンは高度な鍛造技術によって純粋な鍛造のみでほとんど最終形を成形できる。このため、その後の研磨が非常に少なくて済むため、ヘッド内の鍛流線本数の途切れを抑制し、バラつきが少ない高品質の打感が生み出される。

ミズノのアイアンを使用して、芯に当てたときの打感は、他のメーカーには無い、非常にソリッドな打感でした。

「”ネチッ”とインパクトし、”シュパッ!”と斬る」

というような、感じの打感でした。
女子プロのイ・ミニョンもこのJPX919 TOURを使用しており、彼女いわく、「打感が“モチモチ”でフィーリングがすごくいいです」と言っています。彼女の表現通り、モチモチした感じという表現が合うと思います。ツアー向けのアイアンですが、それほど難しくなく、操作性も良いため、ボールを曲げたりするのも容易です。

JPX919 TOUR スペック

近年のアイアンは、7番アイアンのロフト角が30〜32度と、ストロングロフトの傾向ですが、JPX919 TOURは、ツアー向け仕様ということで、34度とややフラットとなっています。ダウンブローで打っていけるハードヒッターには向いているアイアンだと思います。

まとめ

このJPX919 TOURアイアンは操作性が非常に良く、打感も病みつきになるくらい良い感じです。世界ランキング1位のブルックス・ケプカが、クラブ契約フリーの状態で、このアイアンを使用しているのが何よりの理由だと思います。細部まで丁寧に作り上げられた、”メイド・イン・ジャパン”のアイアンを是非、使ってみてください。

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